この記事に広告は含みません。内容は経済産業省・資源エネルギー庁の公式発表をもとに編集部がまとめたものです。情報は2026年11月6日に確認したものです。
- 12月使用分〜2月使用分の3か月電気・都市ガスの料金が、使った量に応じて値引きされます。1・2月使用分の値引きが大きくなっています。
- 申請はいらない家庭は手続き不要です。電気・ガスの会社が毎月の料金から値引きします。
- LPガス(プロパンガス)は対象外今回の国の値引きの対象にはなりません。自治体の支援があるかは、住んでいる地域の案内を確認します。
何が変わる?
2026年10月29日の高市総理大臣の記者会見を受けて、経済産業省・資源エネルギー庁は、使用量が多くなる12月から2月に、電気・ガス料金への支援を行うと案内しています。値引きの期間は2026年12月使用分〜2027年2月使用分です。
値引きの単価は次のとおりです。
| 区分 | 2026年12月使用分 | 2027年1月・2月使用分 |
|---|---|---|
| 電気(低圧)一般家庭など | 1.0円/kWh | 4.5円/kWh |
| 電気(高圧)企業など | 0.5円/kWh | 2.3円/kWh |
| 都市ガス家庭と、年間契約量1,000万㎥未満の企業 | 4.0円/㎥ | 18.0円/㎥ |
公式に示されている支援の期間は12月〜2月使用分です。10月・11月使用分は今回の支援の期間に入っていません。2027年3月使用分については、公式ページで単価は示されていません。
※出典:資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」、経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」特設サイト(2026年11月6日確認)
いつの請求に反映される?
特設サイトによると、「12月使用分」は原則として、12月中の検針日から1月中の検針日までに使った分のことです。1月使用分・2月使用分も同じように、その月の検針日から翌月の検針日までの分になります。
そのため、12月使用分の値引きは、1月の検針のあとに届く明細や請求から反映されるのが基本です。何月の支払いになるかは、契約している会社の検針日や支払い方法によって違います。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」特設サイト(2026年11月6日確認)
だれが対象?申請はいる?
- 電気:低圧(一般家庭など)と高圧(企業など)が対象で、単価が違います。
- 都市ガス:家庭と、年間の契約量が1,000万㎥未満の企業が対象です。
- LPガス(プロパンガス):今回の対象になりません。資源エネルギー庁は、自治体が「重点支援地方交付金」を使ってLPガス料金の支援を行えるようにしていると案内しています。
家庭などの利用者は申請不要です。この制度に参加している電気・ガスの会社が、毎月の料金から使用量に応じて値引きします。参加している会社は、特設サイトの「支援を行っている事業者一覧」で確認できます。
※出典:資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」、経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」特設サイト(2026年11月6日確認)
家庭ではいくら安くなる?
値引き額は「その月の使用量 × 値引き単価」で出せます。特設サイトには、使用量を入れると月々の値引き額の目安が出る計算のコーナーがあります(1・2月は12月より約2割多い使用量が自動で入り、自分で変えることもできます)。
例として、編集部で次の前提で計算しました(実際の値引き額は使用量で変わります)。
| 前提(毎月同じ量を使った場合) | 12月使用分 | 1月使用分 | 2月使用分 | 3か月の合計 |
|---|---|---|---|---|
| 電気(低圧)月300kWh | 300×1.0=300円 | 300×4.5=1,350円 | 300×4.5=1,350円 | 3,000円 |
| 都市ガス 月30㎥ | 30×4.0=120円 | 30×18.0=540円 | 30×18.0=540円 | 1,200円 |
首相官邸の会見の記録では、標準的な家庭で、12月から2月の3か月に電気・ガスあわせて7,000円程度の負担を下げる効果を見込むとしています。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」特設サイト、首相官邸「中東情勢を踏まえた『緊急的激変緩和措置』の今後の対応についての会見」(2026年10月29日)(2026年11月6日確認)。表の金額は編集部の計算です。
何をすればいい?
- 使っているのが都市ガスかLPガスかを確かめるガスの明細やガス会社の名前で確認できます。LPガスの人は、住んでいる自治体の支援の案内を見ます。
- 契約している会社が参加しているか見る特設サイトの「支援を行っている事業者一覧」で確認できます。
- 検針票・利用明細で値引きを確認する12月使用分が反映された明細が届いたら、使用量と値引きの額を見ておきます。家計簿に記録しておくと、来年の比較にも使えます。
- この値引きについて、生年月日・住所・家族構成などの個人情報や、手数料を求める不審な電話が起きていると、資源エネルギー庁が注意をよびかけています。
- 経済産業省・資源エネルギー庁を名乗る不審なメールも送られているとされています。
- 値引きを受けるのに申請はいらず、個人情報や手数料を求められることはありません。不審な電話やメールには対応せず、特設サイトの問い合わせ窓口(0120-013-305、平日9:00〜17:00)に相談します。
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」特設サイト(2026年11月6日確認)
まとめ
- 電気・都市ガス料金の支援は、2026年12月使用分〜2027年2月使用分の3か月
- 電気(低圧)は12月1.0円/kWh、1・2月4.5円/kWh。都市ガスは12月4.0円/㎥、1・2月18.0円/㎥
- 10月・11月使用分は支援の期間に入っていない。3月使用分の単価は示されていない
- 申請は不要。LPガスは対象外(自治体の支援を確認)
- 値引きをよそおって個人情報や手数料を求める電話・メールに注意
冬の光熱費が気になるときは、固定費の見直しで通信費や保険もあわせて点検できます。毎月の支出の記録は家計簿のつけ方、年内に済ませたい手続きは年末までにやっておきたいお金の手続きチェックリストもあわせてどうぞ。
出典・参考にした情報
- 経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」特設サイト(電気・都市ガスをご利用するみなさまへ/小売事業者等のみなさまへ)
- 資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」
- 首相官邸「中東情勢を踏まえた『緊急的激変緩和措置』の今後の対応についての会見」(2026年10月29日)
- いずれも2026年11月6日確認
【ご注意】この記事は2026年11月6日時点の公式発表をもとにしています。実際の値引き額は使用量や契約によって変わり、請求への反映の時期は検針日や支払い方法によって違います。最新の情報は、資源エネルギー庁の特設サイトと契約している電気・ガス会社の案内で確認してください。

