ITエンジニアの副業の探し方|業務委託・クラウドソーシング・エージェントの比較と、就業規則・税金の注意点

ITエンジニアの副業の探し方|業務委託・クラウドソーシング・エージェントの比較と、就業規則・税金の注意点

この記事にはプロモーション(広告)を含みます。内容はクラウドワークス テックの公式サイトや厚生労働省・国税庁などの情報をもとに編集部がまとめたもので、広告の有無で評価は変えていません。情報は2026年11月6日に確認したものです。

先に結論:ITエンジニアの副業の探し方
  • 探し方は主に3つ1回ごとの仕事を受けるクラウドソーシング、週数時間〜で関わる副業マッチング、担当者が案件を紹介するエージェント。
  • クラウドワークス テック株式会社クラウドワークスが運営するIT・エンジニア向けのエージェント。利用は無料で、週1〜2日からの案件もあります。ただし平日の日中に働く案件が中心です。
  • 始める前に会社の就業規則で副業のルールを確認。給与以外の所得が年20万円をこえたら確定申告、20万円以下でも住民税の申告が必要です。

ITエンジニアは本業のスキルを副業に生かしやすい職種ですが、「どこで案件を探せばいいのか」で迷う人も多いと思います。

この記事では、ITエンジニアの副業の探し方を、仕事の形ごとに比べたうえで、エージェントの「クラウドワークス テック」の特長と使い方、就業規則・税金・インボイスの注意点をまとめます。報酬は、スキル・経験・働ける時間によって大きく変わります。

ITエンジニアの副業は主に3つの形

会社員が副業で受ける仕事の多くは、会社に雇われる形ではなく、業務委託(請負・準委任など)の契約です。どこで仕事を見つけるかで、主に次の3つに分かれます。

形しくみ仕事の長さ
クラウドソーシング発注者と受注者がサイト上で直接契約して、オンラインでやり取りする1つの作業ごと・短期が多い
副業マッチング副業の人材を探している会社と、プロフィールや応募を通じてつながる週数時間〜、数か月単位が多い
エージェント担当者が案件を紹介し、面談や条件の調整を手伝う数か月以上の継続案件が多い

探し方の比較表

探し方働く時間の自由度手間向いている人
クラウドソーシング高い(夜や週末に作業できる仕事も多い)案件探し・提案・やり取りを自分で行う小さな仕事から実績を作りたい人
副業マッチング案件による(週数時間からの案件もある)プロフィール作成と会社との話し合い本業の経験を週1日ほど生かしたい人
エージェント平日の日中に働く案件が多い案件探しや条件の調整を担当者が手伝う平日に時間を確保でき、継続して関わりたい人

1回ごとの仕事から始めたい人はクラウドソーシングで初めて仕事を受ける手順、週1日ほどの副業案件は週1日から始められる副業案件の探し方で、それぞれくわしく説明しています。

ポイント

会社員の副業では、「平日の日中に時間を取れるか」が大きな分かれ目です。夜と週末しか使えないなら、クラウドソーシングなど時間の自由度が高い仕事から探すのが現実的です。

クラウドワークス テックの特長

クラウドワークス テック(旧クラウドテック)は、クラウドソーシングの「クラウドワークス」を運営する株式会社クラウドワークスの、IT・エンジニア向けのフリーランスエージェントです。

運営会社株式会社クラウドワークス
利用料無料(案件の報酬額から手数料は引かれない)
契約の形企業から受けた仕事をクラウドワークス テックが再委託する形。基本は準委任契約
募集中の案件679件(うち最低稼働日数が週1日の案件46件、週2日の案件53件、フルリモートの案件363件)
働く日数週5日から週1・2日まで。週2・3日ほどの案件も多いと案内されている
リモートリモートワーク案件で稼働している人が90%(2025年1月末時点)。常駐の案件もある
仕事の期間主に3か月以上の長期の案件
参画まで最短3営業日、平均2週間〜1か月ほど(職種や時期で変わる)
経験の目安実務経験2年以上を対象にした案件が多い(目安で、2年未満で働く人もいる)

※2026年11月6日にクラウドワークス テック公式サイト(トップページ・よくある質問・案件一覧)で確認。案件数は「募集中のみ表示」で検索した件数で、日々変わります。

クラウドワークスとのちがい

公式サイトのよくある質問によると、クラウドワークスは発注者と受注者が直接契約するクラウドソーシングで、主に短期の仕事を扱います。クラウドワークス テックは、担当者が案件を紹介するエージェントで、職務経歴書の作成から面談の前後までサポートがあります。面談には担当者が付き添い、企業・本人・担当者の3者で行います。

請求書づくりや振込手数料の負担がない

稼働した分の請求書はクラウドワークス テックが作り、本人は「作業報告書」で稼働時間と業務内容を報告するだけです。振込手数料もクラウドワークス テックの負担です。

掲載されている単価の見方

案件一覧の金額は「月160時間稼働の場合・税別」、トップページの注目案件は「週5日換算」で書かれています。週2日なら、単純計算でその5分の2ほどが目安になります(実際の金額は契約で決まります)。

副業として使うときの注意
  • 公式サイトでは、平日の日中にまとまった時間で関わる仕事が多く、土日祝日や定時後に対応できる副業的な仕事は、常に用意しているわけではないと案内されています。
  • 会社員が使うなら、本業を週4日にしている、平日に休みを取れるなど、平日の時間を確保できるかを先に確認しましょう。

単価の決まり方はフリーランスエンジニアの単価の記事で説明しています。

クラウドワークス テックの使い方の流れ

  1. 会員登録サイトから無料で登録します(公式サイトでは60秒で完了と案内)。
  2. 経歴書・ポートフォリオを登録職務経歴書がなくても、マイページの「プロフィールシート」に入力すれば、その内容で企業に推薦してもらえます。
  3. 気になる案件に応募サイトから応募します。使えるスキルや経験を書いておくと推薦してもらいやすくなります。週1日・週2日、フルリモートなどの条件で絞り込めます。
  4. 書類審査・面談書類が通ると企業との面談に進みます。担当者が付き添う3者面談です。
  5. 契約・稼働開始契約はシステム上で結びます。情報セキュリティの誓約書の提出もあります。稼働後は担当者のフォローがあり、初めて稼働する人は3か月間のフォローの対象です。

週5日で働けるならMidworksも候補

副業ではなくフリーランスとして週5日で働くことを考えているなら、Midworksもあります。エンジニア側の利用料は無料で、週5日の常駐案件が中心です(2026年10月30日時点)。くわしくはMidworksの特徴と注意点で説明しています。

会社の副業ルール・就業規則を確認する

厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」は、副業・兼業を原則として認める方向が適当としています。ただし、会社が副業を制限できる場合として、次のようなケースを挙げています。

  • 本業の仕事にさしつかえる場合
  • 業務上の秘密がもれる場合
  • 競業によって会社の利益が害される場合
  • 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を壊す行為がある場合

ガイドラインでは、副業を希望する人は、まず自分が勤める会社の副業のルール(労働契約や就業規則など)を確認するよう求めています。届け出や許可が必要な会社もあります。

ITエンジニアが特に確認したいこと
  • 本業と同じ業界・取引先にかかわる仕事は、競業にあたらないか
  • 本業で使うソースコードや社内の資料を、副業で使わない
  • 本業の勤務時間中や、会社のパソコンで副業の作業をしない

業務委託の副業は、労働時間を本業と合計する(通算する)対象にはなりません。そのぶん、働きすぎにならないよう、自分で作業時間を管理することが大切です。

副業の税金:20万円・住民税・確定申告

給与を1か所から受けて年末調整を受けている人は、給与以外の所得が年20万円をこえると確定申告が必要です(国税庁 タックスアンサーNo.1900)。所得は「収入 − 経費」で計算します。業務委託の副業の所得は、多くの場合「雑所得」か「事業所得」になります。

  • 20万円以下でも住民税の申告は必要:所得税の確定申告をしない場合は、住んでいる市区町村に住民税の申告をします。
  • 源泉徴収されない報酬が多い:クラウドワークス テックは、一部の職種を除いて源泉徴収をしていません。税金は確定申告で自分で納めます。
  • 支払調書はたのめば発行される:1〜12月の振込分を、翌年1月中旬以降にPDFで発行してもらえます(依頼制)。
  • 申告の時期:令和8年分は令和9年2月16日〜3月15日です。

くわしくは副業の税金の基本で。

インボイスの扱い

インボイス(適格請求書発行事業者)の登録は任意です。登録すると課税事業者になり、毎年消費税の申告が必要になります。

クラウドワークス テックでは、契約上の報酬額(税別)は同じで、マイページにインボイス登録番号を登録しているかどうかで消費税の扱いが変わります。

状態支払われる報酬
登録番号をマイページに登録している報酬額に消費税10%を足して支払われる
登録していない(国税庁に登録していても、マイページに未登録の場合を含む)消費税は足されない
月の途中で登録した登録日以降の分だけ消費税が足される

※2026年11月6日にクラウドワークス テック公式サイトのよくある質問で確認。登録番号の入力には、先に本人確認(3〜4営業日ほど)が必要です。

登録すると、受け取った消費税を申告・納付する手間がかかります。判断のしかたは副業とインボイス制度を参考にしてください。

気をつけたい点

申し込む前に確認
  • 平日の日中が中心:エージェントの案件は、本業の勤務時間と重なりやすいです。
  • 実務経験が求められる:クラウドワークス テックは実務経験2年以上を対象にした案件が多いと案内しています。
  • 精算幅を確認する:月の稼働時間の幅(精算幅)を下回ったり上回ったりすると、報酬が変わることがあります。事前に企業と合意が必要です。
  • 収入は約束されない:案件が決まるかどうかや期間は、スキル・時期・企業の都合で変わります。

よくある質問

クラウドワークス テックの利用にお金はかかりますか?
かかりません。公式サイトでは、サービスはすべて無料で、案件の報酬額から手数料も引かれないと案内されています。
会社員でも、夜や土日だけの案件はありますか?
常にあるわけではありません。平日の日中にまとまった時間で関わる仕事が多いと公式サイトに書かれています。夜や週末だけで働きたい人は、クラウドソーシングなども比べてみてください。
ほかの仕事と並行して受けてもいいですか?
影響のない範囲なら並行してよいと公式サイトで案内されています(担当窓口への連絡が必要)。会社員は本業の就業規則も確認してください。
報酬に源泉徴収はありますか?
一部の職種を除いてされません。有無は契約書に書かれます。

まとめ

  • ITエンジニアの副業は、クラウドソーシング・副業マッチング・エージェントの3つの探し方がある
  • 夜や週末だけならクラウドソーシング、平日に時間を取れるならエージェントが候補
  • クラウドワークス テックは利用無料で、週1・2日やフルリモートの案件もある。ただし平日の日中に働く案件が中心
  • 始める前に就業規則を確認し、年20万円・住民税・インボイスのルールを押さえておく

平日に時間を取れて、本業の経験を生かしたい人は、まず無料で登録して、条件に合う案件があるかを見てみるとよいでしょう。

出典・参考にした情報

  • クラウドワークス テック 公式サイト(トップページ、よくある質問、案件一覧、会員限定特典。2026年11月6日確認)
  • Midworks 公式サイト(2026年10月30日確認)
  • 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(令和4年7月改定)、同「わかりやすい解説」
  • 国税庁 タックスアンサー No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人
  • 国税庁 タックスアンサー No.1500 雑所得、No.2020 確定申告
  • 国税庁「インボイス制度の概要」

【ご注意】副業で得られる報酬は、スキル・経験・働ける時間・案件によって大きく変わり、収入を約束するものではありません。サービスの内容や掲載案件は予告なく変わることがあります。最新の情報はクラウドワークス テックの公式サイトや担当者に確認してください。税金の扱いは一般的な説明で、ご自身のケースは税務署や税理士に確認してください。