FX用語集|はじめてでもわかる基本の言葉50

FX用語集|はじめてでもわかる基本の言葉50

この記事は、金融先物取引業協会などの公開情報をもとに編集部がまとめた一般的な説明です。広告は含みません。情報は2026年10月30日に確認したものです。

この用語集の使い方
  • まず「取引のしくみ」から通貨ペア・pips・レバレッジ・証拠金の4つがわかると、ほかの言葉も理解しやすくなります。
  • わからない言葉だけ拾い読みでOK下の目次から、知りたいグループへ飛べます。
  • 数字のルールは会社ごとにちがうロスカットの水準や取引の単位は、FX会社によって決まり方がちがいます。口座を開く前に、各社の説明を確認しましょう。

FXを始めようとすると、「pips」「スワップ」「ロスカット」など、聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。この記事では、はじめての人がまず知っておきたい50の言葉を、5つのグループに分けて説明します。

FXの全体の流れを知りたい人は、先にFXの始め方を読むと、言葉のつながりがわかりやすくなります。

取引のしくみ(12語)

FXがどういう取引なのかを表す、いちばん基本の言葉です。

用語意味
FX(外国為替証拠金取引)お金(証拠金)を預けて、2つの国の通貨を売り買いする取引です。通貨の値段(為替レート)の動きで利益や損失が出ます。
為替レートある通貨を、別の通貨でいくらで交換できるかを表す値段です。「1ドル=150円」のように表します。
通貨ペア取引する2つの通貨の組み合わせです。「米ドル/円(USD/JPY)」なら、米ドルを円で売り買いします。
円高・円安円の価値が上がることを円高、下がることを円安といいます。1ドル=150円が140円になれば円高、160円になれば円安です。
買い(ロング)通貨を買う取引です。買った通貨の値段が上がると利益、下がると損失になります。
売り(ショート)通貨を売る取引です。FXでは持っていない通貨からでも売りから始められ、値段が下がると利益になります。
ポジション(建玉)買ったり売ったりして、まだ決済していない状態の取引のことです。「ポジションを持つ」といいます。
決済持っているポジションを反対の売買で終わらせることです。決済したときに、利益や損失が確定します。
pips(ピップス)為替レートの動きを表す単位です。米ドル/円などの円の通貨ペアでは、1pips=0.01円(1銭)が一般的です。
取引単位(通貨単位)一度に取引する通貨の量です。1,000通貨や1万通貨が多く、1通貨から取引できる会社もあります。
レバレッジ預けたお金(証拠金)よりも大きな金額の取引をすることです。個人のFXでは、取引金額の4%以上の証拠金が必要なため、最大25倍までです。くわしくはFXのレバレッジとはで説明しています。
店頭FX・取引所FXFX会社と直接取引するのが店頭FX、取引所(東京金融取引所の「くりっく365」など)を通して取引するのが取引所FXです。

お金・コスト(10語)

口座にあるお金の呼び方や、取引にかかるコストについての言葉です。

用語意味
証拠金FXの取引をするために、FX会社に預けておくお金です。取引の担保になります。
必要証拠金ポジションを持つために最低限必要な証拠金の額です。個人の場合、取引金額の4%以上です。
有効証拠金預けた証拠金に、まだ決済していないポジションの損益(評価損益)を足し引きした金額です。
証拠金維持率必要証拠金に対して、有効証拠金がどのくらいあるかを表す割合です。下がりすぎるとロスカットになります。
余剰金(取引余力)有効証拠金から必要証拠金を引いた、まだ新しい取引に使えるお金です。
スプレッド買うときの値段(Ask)と売るときの値段(Bid)の差です。実質的な取引コストで、狭いほどコストは小さくなります。
Bid・AskBidは売るときの値段、Askは買うときの値段です。Askのほうが少し高く、その差がスプレッドです。
取引手数料売買のたびにかかる手数料です。店頭FXでは無料の会社が多いですが、条件によってかかる会社もあります。
スワップポイント2つの通貨の金利の差から生まれる調整のお金です。ポジションを翌日に持ち越すと、受け取れることも、支払うこともあります。金額は毎日変わります。
評価損益・確定損益まだ決済していないポジションの損益が評価損益(含み益・含み損)、決済して決まった損益が確定損益です。

スプレッドや手数料は会社によってちがいます。比べ方はFX口座の選び方でまとめています。

注文の種類(10語)

FXでは、いますぐ売買するだけでなく、「この値段になったら」と予約する注文もできます。

用語意味
成行注文値段を決めずに、いまの値段ですぐ売買する注文です。早く取引できますが、思った値段とずれることがあります。
指値注文「この値段まで下がったら買う」「この値段まで上がったら売る」のように、いまより有利な値段を決めて出す注文です。
逆指値注文「この値段まで下がったら売る」のように、いまより不利な値段を決めて出す注文です。損失を限定する損切りによく使います。
IFD注文新しく取引する注文と、それが成立したあとの決済の注文を、同時に出しておく注文です。
OCO注文2つの注文を同時に出し、片方が成立したらもう片方を自動で取り消す注文です。利益確定と損切りを両方置けます。
IFO注文IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文です。新規の注文が成立したら、利益確定と損切りの2つの決済注文が有効になります。
トレール注文値段が有利な方向に動くと、逆指値の値段も自動で追いかけて動く注文です。
約定注文が成立して、売買が決まることです。
スリッページ注文したときの値段と、実際に約定した値段がずれることです。相場が急に動くときに起きやすくなります。
両建て同じ通貨ペアで、買いと売りのポジションを同時に持つことです。スプレッドなどのコストが二重にかかるため、メリットは小さいとされています。

リスク管理(9語)

損失を大きくしないために、必ず知っておきたい言葉です。

用語意味
損切り(ストップロス)損失が出ているポジションを、それ以上損失が広がらないように決済することです。
利益確定(利確)利益が出ているポジションを決済して、利益を確定させることです。
ロスカット損失が一定の水準まで広がったとき、FX会社がポジションを自動で決済するしくみです。個人のお客さんとFX取引をする会社には、ロスカットのルールを作って守ることが義務づけられています。
マージンコール(追証)証拠金維持率が一定の水準より下がったときに出される注意のお知らせや、証拠金の追加を求められることです。名前や水準は会社によってちがいます。
強制決済ロスカットなどで、自分の意思と関係なくポジションが決済されることです。
窓開け週末などで取引が止まっている間に相場が動き、週明けの値段が前の値段から飛んで始まることです。損切りの注文が思った値段で約定しないことがあります。
ボラティリティ値段の動きの大きさのことです。ボラティリティが高いと、短い時間で大きく動きます。
資金管理1回の取引でいくらまで損をしてもよいかを決めるなど、お金の使い方のルールを決めて守ることです。
信託保全FX会社が、お客さんから預かった証拠金を、会社のお金と分けて信託銀行などに預けるしくみです。2010年から、この方法に一本化されています。
注意

相場が急に大きく動いたときは、ロスカットが決められた水準で間に合わず、預けた証拠金より大きな損失が出ることがあります。レバレッジを低めにして、損切りの注文を入れておくことが大切です。

チャート・分析(9語)

値段の動きを読むために使う言葉です。

用語意味
チャート値段の動きをグラフにしたものです。1分足・1時間足・日足など、1本のローソク足が表す時間を選べます。
ローソク足決められた時間の「始値・高値・安値・終値」の4つの値段を1本で表したものです。値上がりと値下がりで色が分かれます。
トレンド相場がある方向に動き続けている状態です。上がり続ける上昇トレンド、下がり続ける下降トレンドがあります。
レンジ相場値段が一定の幅の中で上がったり下がったりしている状態です。
移動平均線一定の期間の終値の平均をつないだ線です。相場の流れ(トレンド)を見るときによく使われます。
サポート・レジスタンス値段が下げ止まりやすいところをサポート(支持線)、上げ止まりやすいところをレジスタンス(抵抗線)といいます。
テクニカル分析チャートの形や指標から、これからの値段の動きを考える方法です。
ファンダメンタルズ分析金利・景気・物価など、国の経済の状態から通貨の値動きを考える方法です。
経済指標雇用統計や消費者物価指数など、国が発表する経済の数字です。発表の前後は相場が大きく動きやすくなります。

はじめに覚えたい5つの言葉

50語すべてを一度に覚える必要はありません。まずは、次の5つがわかれば、FX会社の説明ページを読めるようになります。

  1. 通貨ペア何と何を交換するのか。
  2. pips値段がどのくらい動いたか。
  3. スプレッド取引のたびにかかる実質的なコスト。
  4. 証拠金とレバレッジいくら預けて、どのくらいの金額を取引するか。
  5. ロスカット損失が広がったときに何が起きるか。

よくある質問

pipsとpointはちがいますか?
会社によって表し方がちがいます。円の通貨ペアで「1pips=0.01円」としている会社が多いですが、「0.1銭」を1pointとする会社もあります。各社の説明を確認しましょう。
スワップポイントは必ずもらえますか?
いいえ。金利の低い通貨を買う(または金利の高い通貨を売る)と、スワップポイントを支払う側になります。金額も毎日変わります。
ロスカットがあれば、預けたお金以上の損はしませんか?
ロスカットは損失を抑えるためのしくみですが、相場が急に動いたときは間に合わず、預けたお金より大きな損失が出ることがあります。

まとめ

  • まずは「取引のしくみ」の言葉(通貨ペア・pips・レバレッジ・証拠金)から覚える
  • スプレッドと手数料は取引のコスト。会社によってちがう
  • 指値・逆指値・OCOなどの注文を使うと、損切りを前もって決めておける
  • ロスカットや窓開けなど、損失が広がるしくみを知っておく

言葉がわかってきたら、FXの始め方やFX口座の選び方で、実際の手順や会社の比べ方を確認してみてください。

出典・参考にした情報

  • 一般社団法人 金融先物取引業協会「FX取引の規制について」(証拠金規制・ロスカットルール・信託保全)
  • 金融庁「外国為替証拠金取引について」関連の公表資料
  • いずれも2026年10月30日確認

【ご注意】FXは元本が保証されない取引で、為替レートの変動によって損失が出ることがあります。レバレッジをかけるため、預けた証拠金より大きな損失が出る可能性もあります。この記事は言葉の説明で、特定の取引や会社をすすめるものではありません。取引のルールは各社の説明書面で確認してください。