くりっく365とは|取引所FXと店頭FXのちがいをやさしく解説

くりっく365とは|取引所FXと店頭FXのちがいをやさしく解説

この記事にはプロモーション(広告)を含みます。内容は東京金融取引所(くりっく365公式ホームページ)などの情報をもとに編集部がまとめたもので、広告の有無で評価は変えていません。情報は2026年10月30日に確認したものです。

先に結論:くりっく365はこんなFX
  • 取引所で取引するFX東京金融取引所が2005年7月に上場した、公的な取引所のFXの愛称です。
  • 証拠金は全額取引所へ取扱会社は、預かった証拠金の全額を東京金融取引所に預けるしくみです。
  • スワップポイントは一本値同じ通貨ペアなら、受け取りと支払いが同じ金額です。
  • 気をつけたい点取引所FXでも損失は出ます。レバレッジをかけるため、預けたお金を上回る損失が出るおそれもあります。

FXには、FX会社と直接取引する「店頭FX」と、取引所を通して取引する「取引所FX」があります。多くのFX口座は店頭FXで、くりっく365は取引所FXの代表です。この記事では、くりっく365のしくみと、店頭FXとのちがいをまとめます。

くりっく365とは?

くりっく365は、東京金融取引所が上場している「取引所為替証拠金取引」の愛称です。2005年7月に、日本で初めての公的な取引所のFXとして始まりました。

個人がくりっく365で取引するときは、東京金融取引所の取引参加者になっている証券会社など(取扱会社)に口座を開きます。取扱会社は、法令や取引所の規則にもとづく資格の条件を満たした会社に限られ、取引所の自主規制部門が監視しています。

取引所FXと店頭FXは何がちがう?

大きなちがいは、取引の相手と、お金の守られ方です。

取引所FX(くりっく365)店頭FX
取引の場東京金融取引所各FX会社
価格複数の金融機関(マーケットメイカー)の価格から、取引所が最も有利な価格を合成して出す。同じ時点ならどの取扱会社でも同じ価格FX会社ごとに出す。会社によって価格やスプレッドがちがう
証拠金の守られ方全額を東京金融取引所に預ける信託銀行などへの信託保全(法令で義務)
スワップポイント受け取りと支払いが同じ金額(一本値)受け取りと支払いで金額がちがうことが多い
税金どちらも「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税(20.315%)

※出典:くりっく365公式ホームページ「特徴とメリット」(2026年10月30日確認)。店頭FXの信託保全は金融先物取引業協会「FX取引の規制について」による。

くりっく365の価格はどう決まる?

くりっく365では、複数の主要な金融機関(マーケットメイカー)が価格を出し、その時点で投資家にとって最も有利な価格をシステムが自動で合成して表示します。どの価格でどれだけの数量を取引できるかも、リアルタイムで表示されます。

公式サイトでは、マーケットメイカーが出した価格をそのまま投資家に表示するので、投資家に不利なスリッページ(注文した価格とずれて約定すること)がわざと起きるしくみにはなっていない、と説明されています。ただし、相場が急に動いたときは、スプレッドが広がったり、価格が出ずに取引できなくなったりすることがあります。

証拠金はどう守られる?

くりっく365では、取扱会社は預かった証拠金の全額を東京金融取引所に預ける義務があります。そのため、取扱会社が破綻した場合でも、証拠金は原則として守られるしくみになっています。

ポイント

店頭FXでも、FX会社は顧客の証拠金を信託銀行などに預けて守る「信託保全」が法令で義務になっています。どちらの場合も、守られるのは預けた証拠金で、取引の損失が守られるわけではありません。

スワップポイントの「一本値」とは?

スワップポイントは、2つの通貨の金利の差から生まれる受け払いです。くりっく365では、同じ通貨ペアなら、買って受け取る金額と、売って支払う金額が同じ(一本値)です。東京金融取引所も取扱会社も、スワップポイントの差で利益を得ないしくみと説明されています。

ただし公式サイトでも、すべての店頭FXとくらべて受け取れる金額が多いとは限らないと書かれています。スワップポイントのしくみはスワップポイントとはでくわしく説明しています。

くりっく365の税金は?

くりっく365の利益は、店頭FXと同じく申告分離課税の対象です。税率は所得にかかわらず一律20%で、2037年までは復興特別所得税を含めて20.315%です。

  • 売買の損益とスワップポイントの損益は、合わせて計算できます
  • 店頭FXや、商品先物などほかの先物取引の損益と通算できます
  • 引ききれなかった損失は、確定申告を続けることで翌年以降3年間くり越せます

くわしくはFXの税金をご覧ください。

くりっく365を使うサービスの例

くりっく365は、自動売買のサービスにも使われています。フジトミ証券の「シストレセレクト365」は、用意されたストラテジーを選ぶと、くりっく365で自動売買するサービスです。取引単位は1枚=1万通貨で、通貨ペアは4つです。くわしくはシストレセレクト365のしくみ・費用・注意点とストラテジーの選び方でまとめています。

どんな人に向いている?

くりっく365が合いやすい人
  • 取引所で取引するしくみに安心感を持ちたい人
  • スワップポイントの受け払いを同じ条件で考えたい人
  • 取引所FXを使う自動売買サービスを使いたい人
店頭FXが合いやすい人
  • 1,000通貨など、より少ない数量から取引したい人
  • スプレッドや取引ツールで会社を選びたい人
  • くわしくはFX口座の選び方へ

くりっく365を始める手順は?

くりっく365は、取扱会社の口座から取引します。おおまかな流れは次のとおりです。

  1. 取扱会社を選ぶくりっく365公式ホームページの取扱会社一覧から選びます。手数料や取引ツールは会社によってちがいます。
  2. 口座を開く本人確認書類を用意して、取扱会社で口座開設を申し込みます。審査があります。
  3. 証拠金を入れる口座にお金を入れます。証拠金は取扱会社を通して取引所に預けられます。
  4. 取引する通貨ペアと数量を決めて注文します。損失をおさえる注文もあわせて考えておきます。

スプレッドが広がるのはどんなとき?

くりっく365でも、スプレッド(買値と売値の差)はいつも同じではありません。大きな経済指標の発表の前後や、取引が少ない早朝、相場が急に動いたときなどは、広がりやすくなります。取引のタイミングによってコストが変わることを知っておきましょう。

よくある質問

くりっく365なら損をしませんか?
損をすることはあります。取引所で取引しても、為替が予想と反対に動けば損失が出ます。レバレッジをかけるため、預けたお金を上回る損失が出るおそれもあります。
くりっく365はどこで取引できますか?
東京金融取引所の取引参加者になっている取扱会社に口座を開いて取引します。取扱会社の一覧は、くりっく365公式ホームページで確認できます。
手数料はかかりますか?
手数料は取扱会社によってちがいます。口座を開く前に、各社の公式サイトで確認してください。
くりっく365ラージとは何ですか?
2015年11月に上場した、大きな数量の取引向けの商品です。手数料はかかりますが、スプレッドはくりっく365より狭いと説明されています。くりっく365とラージの間では、建玉を決済できません。

くりっく365と店頭FX、どちらを選べばいい?

どちらが良いかは、何を大切にするかで変わります。取引所のしくみやスワップポイントの一本値を重視するならくりっく365、少ない数量やスプレッドの狭さ、取引ツールの使いやすさを重視するなら店頭FXが候補になります。どちらを選んでも、レバレッジを低めにして、損失をおさえる注文を使うことが大切です。

まとめ

  • くりっく365は、東京金融取引所に上場している取引所FX
  • 価格は複数のマーケットメイカーの価格から合成。証拠金は全額取引所へ
  • スワップポイントは一本値。税金は店頭FXと同じ申告分離課税
  • 取引所FXでも損失は出る。しくみとリスクを理解してから始める

出典・参考にした情報

  • くりっく365公式ホームページ(東京金融取引所)「くりっく365とは?」「特徴とメリット」「よくある質問」
  • 東京金融取引所「取引所為替証拠金取引 くりっく365」
  • 金融先物取引業協会「FX取引の規制について」
  • いずれも2026年10月30日確認

【リスクについて】取引所FX(くりっく365)は、為替の変動やスワップポイントの変動により損失が出ることがあり、レバレッジをかけるため、預けたお金(証拠金)を上回る損失が出るおそれもあります。税制は将来変わることがあります。取引の前に契約締結前交付書面などをよく読み、ご自身の判断で行ってください。当サイトは投資助言を行うものではありません。