会社員からフリーランスエンジニアになる準備と手続き|退職前後にやることの一覧

会社員からフリーランスエンジニアになる準備と手続き|退職前後にやることの一覧

この記事にはプロモーション(広告)を含みます。内容は公的機関とMidworksの公式サイトの情報をもとに編集部がまとめたもので、広告の有無で評価は変えていません。情報は2026年10月30日に確認したものです。

先に結論:やることは「退職前」と「退職後」に分ける
  • 退職前生活費の準備、最初の案件の目途、会社員のうちに済ませたい契約(クレジットカード・住宅ローンなど)の確認。
  • 退職後すぐ(期限あり)健康保険の切り替え(国民健康保険は14日以内、任意継続は20日以内)と、国民年金への切り替え(14日以内)。
  • 仕事を始めたら開業届と、青色申告にするなら承認申請書。毎年の確定申告。

会社員からフリーランスエンジニアになると、仕事の探し方だけでなく、会社がしてくれていた手続きを自分ですることになります。期限のある手続きもあるので、先に全体を知っておくと安心です。

この記事では、退職前の準備と退職後の手続きを順番にまとめます。エージェントのMidworksのしくみはMidworksの特徴と注意点、単価の考え方はフリーランスエンジニアの単価の決まり方で説明しています。

退職前に準備しておくことは?

収入が不安定になる時期にそなえて、お金と仕事の準備をしておきます。

  • 生活費の準備:最初の報酬が入るまでの期間や、案件が決まらない期間にそなえます。目安の考え方は生活防衛資金でまとめています
  • 最初の案件の目途:エージェントへの相談は在職中からできます。退職日と参画日の間が空きすぎないように調整します
  • 会社員のうちに済ませたい契約:クレジットカードや住宅ローンなどは、収入の証明がしやすい会社員のうちに検討する人もいます
  • スキルと実績の整理:使える言語・経験した工程・担当した期間を、職務経歴としてまとめておきます

会社にはいつ伝えればいい?

まずは就業規則で、退職の申し出の時期を確認しましょう。民法では、期間の定めのない雇用契約は、申し入れから2週間で終了するとされていますが、引き継ぎを考えると、余裕をもって伝えるのが一般的です。

  • 引き継ぎの期間:担当している仕事の量に合わせて、上司と退職日を相談します
  • 有給休暇:残っている日数と、使い方を確認します
  • 参画日との調整:最初の案件の開始日と、退職日の間が空きすぎないようにします

退職のときに受け取る書類は?

退職後の手続きでは、会社から受け取る書類を使います。なくさないように保管しておきましょう。

書類主な使いみち
源泉徴収票確定申告(退職した年の給与の所得を申告するとき)
健康保険の資格喪失を証明する書類国民健康保険の加入手続き
離職票雇用保険の手続き(必要な場合)
基礎年金番号がわかるもの国民年金への切り替え

※必要な書類は市区町村や手続きによってちがいます。手続きの前に確認してください。

退職後すぐにする手続きは?

健康保険と年金は、会社の制度から自分で入る制度に切り替えます。期限があるので、退職日が決まったら確認しておきましょう。

手続き内容期限の目安手続き先
健康保険(国民健康保険)国民健康保険に加入する退職日の翌日から14日以内住んでいる市区町村
健康保険(任意継続)前の会社の健康保険を、最長2年続ける資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内加入していた健康保険(協会けんぽなど)
国民年金厚生年金から国民年金(第1号被保険者)に切り替える退職日の翌日から14日以内住んでいる市区町村

※2026年10月30日に、協会けんぽ各支部・自治体の案内で確認。必要な書類や細かい扱いは、市区町村・健康保険によってちがいます。

国民健康保険と任意継続はどちらがいい?

任意継続は、在職中は会社が半分払っていた保険料を全額自分で払うため、保険料はおおむね在職中の2倍程度(上限あり)になります。国民健康保険の保険料は前の年の所得などで決まります。両方の金額を市区町村と健康保険に問い合わせて比べると決めやすくなります。

扶養されていた配偶者がいる場合は、配偶者の年金や健康保険の手続きも必要になることがあります。

開業届は出したほうがいい?

個人で事業を始めたら、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」(開業届)を出します。国税庁の案内(令和8年4月1日現在)では、提出期限は事業を始めた年分の確定申告期限までとされています。

あわせて、帳簿をつけて青色申告をしたい人は「所得税の青色申告承認申請書」を出します。期限は原則として青色申告をしたい年の3月15日まで、1月16日以後に開業した場合は開業日から2か月以内です。くわしくは開業届とはでまとめています。

※出典:国税庁 タックスアンサー No.2090、No.2070(2026年10月30日確認)

税金はどう変わる?

  • 年末調整がなくなる:毎年、翌年2月16日〜3月15日に確定申告をして所得税を納めます
  • 住民税は前の年の所得で決まる:会社員のときの所得にもとづく住民税を、フリーランスになってから自分で納めることになります。住民税とはも参考にしてください
  • 帳簿と領収書:経費にするものは記録を残します
  • 消費税・インボイス:取引先からインボイスを求められることがあります。インボイス制度で考え方をまとめています

確定申告の手順はスマホとe-Taxでの確定申告で説明しています。

独立して最初の数か月で気をつけるお金は?

会社員のときとは、お金が入るタイミングと出ていくタイミングが変わります。最初の数か月は、特に次の点に気をつけましょう。

  • 最初の報酬が入るまでの期間:報酬は月末締めのあと、決まった日数をおいて支払われるのがふつうです。たとえばMidworksの支払いサイトは20日なので、月末に締めた分がその20日後に入金されます
  • 住民税:前の年の所得にもとづくため、独立した年も会社員のときの所得で計算された金額を払います
  • 国民健康保険料・国民年金保険料:給与から差し引かれなくなるので、自分で納めます
  • 仕事の道具:パソコンやソフトなど、会社が用意していたものを自分でそろえることがあります

案件はどうやって探す?

主な方法は、エージェントに紹介してもらう、前の職場や知人から紹介を受ける、クラウドソーシングで探す、などです。

エージェントは、案件探しや単価の交渉を担当者が手伝ってくれます。たとえばMidworksは、エンジニア側の利用料が無料で、案件が途切れたときの報酬保障(審査などの条件あり)や福利厚生(パッケージプランへの加入が必要)があると公式サイトで案内しています。

独立までの流れのまとめ

  1. 在職中:お金とスキルの整理生活費の準備、職務経歴の整理、エージェントへの相談。
  2. 退職日と参画日を決める収入が途切れる期間を短くします。
  3. 退職後14日・20日以内:保険と年金国民健康保険か任意継続、国民年金への切り替え。
  4. 仕事を始めたら:開業届・青色申告の申請期限を確認して税務署に提出します。
  5. 翌年:確定申告2月16日〜3月15日に申告・納税します。

よくある質問

国民年金の切り替えを忘れたらどうなりますか?
手続きが遅れても切り替えは必要です。保険料の未納があると、将来の年金や障害年金などに影響することがあります。気づいたら早めに市区町村の窓口で手続きしましょう。
任意継続はいつまで入れますか?
最長2年です。資格喪失日から20日以内に申し出る必要があり、在職中に継続して2か月以上加入していたことが条件です。
開業届を出さないとどうなりますか?
開業届を出していなくても、事業の所得があれば確定申告は必要です。青色申告をしたい場合は、開業届とあわせて承認申請書を期限内に出しておきましょう。
未経験でもフリーランスになれますか?
エージェントの案件は実務経験を求めるものが多く、未経験からいきなり独立するのは一般に難しいといえます。会社員のうちに経験を積むのもひとつの方法です。

まとめ

  • 退職前に、生活費・最初の案件・スキルの整理をしておく
  • 退職後は、健康保険(14日・20日)と国民年金(14日)の手続きを期限内に
  • 仕事を始めたら開業届、青色申告にするなら承認申請書
  • 年末調整がなくなるので、毎年の確定申告と住民税の準備を忘れずに

出典・参考にした情報

  • 国税庁 タックスアンサー No.2090 新たに事業を始めたときの届出など、No.2070 青色申告制度
  • 協会けんぽ 各支部「任意継続被保険者制度」の案内
  • 市区町村の国民健康保険・国民年金の手続きの案内
  • Midworks 公式サイト
  • いずれも2026年10月30日確認

【ご注意】一般的な説明で、個別の相談ではありません。手続きの期限・必要書類は、お住まいの市区町村や加入していた健康保険によってちがう場合があります。フリーランスとしての収入は、スキル・案件・稼働日数によって大きく変わり、収入を約束するものではありません。