この記事は、総務省・生命保険文化センターなどの公的な情報をもとに編集部がまとめた一般的な説明です。広告は含みません。情報は2026年10月30日に確認したものです。
- 1. 通信費スマホのプランと使い方が合っているかを確認。乗り換えのハードルは以前より下がっています。
- 2. 保険保障の内容が今の家族に合っているか。2人以上世帯の年間払込保険料の平均は35.3万円です(生命保険文化センター)。
- 3. サブスク使っていない定額サービスがないか、明細で全部洗い出します。
- 4. 電気・ガス・住まい料金プランの確認や、更新のタイミングでの見直しを考えます。
節約というと食費を削ることを思いうかべがちですが、毎日がまんするのは長続きしません。家賃・通信・保険・サブスクのような固定費は、一度手続きをすれば、その後は何もしなくても効果が毎月続きます。
まずは自分の固定費がいくらあるかを知ることから。家計の記録がまだの人は、家計簿のつけ方も参考にしてください。
固定費と変動費のちがい
| 種類 | 例 | 見直しの効果 |
|---|---|---|
| 固定費 | 家賃、通信費、保険料、サブスク、車のローン・駐車場代 | 一度の手続きで毎月続く |
| 変動費 | 食費、日用品、外食、レジャー | 毎回の行動で変わる |
月1,000円下がれば年12,000円、10年で12万円です。小さく見える金額でも、固定費は積み重なります。
まず固定費を書き出す
- 銀行口座の引き落とし明細を見る家賃、保険、電気・ガス、ローンなどが見つかります。
- クレジットカードの明細を見るスマホ代、サブスク、ネット通販の定期便などが見つかります。
- 年払いのものも月割りにする年払いの保険や会費は12で割って、月の金額にそろえます。
- 一覧にして合計を出すサービス名・金額・支払い方法・解約や変更の方法を書いておくと、見直しがスムーズです。
通信費:プランと使い方を合わせる
スマホは、使うデータ量や通話の量によって合うプランが変わります。毎月の明細で、実際に使っているデータ量を確認しましょう。
- データ量の多いプランなのに、毎月少ししか使っていない
- 家族割やセット割が、今の家族の契約に合っていない
- 使っていないオプション(補償・有料アプリなど)が付いたまま
他社への乗り換え(番号そのままの乗り換え)の手数料について、総務省は2021年4月から、ウェブでの手続きは無料とするルールにしています。また、2021年10月以降に発売された端末は、SIMロックが原則禁止になりました。
※出典:総務省「携帯電話ポータルサイト」(2026年10月30日確認)。各社の手数料やサービス内容は、必ず各社の公式サイトで確認してください。
乗り換えると、キャリアのメールアドレスが使えなくなったり、端末の分割払いが残っていたりすることがあります。契約期間や端末の残りの支払いを先に確認しましょう。
保険:保障が今の暮らしに合っているか
生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」(2024年度)によると、2人以上世帯の1世帯あたりの年間払込保険料の平均は35.3万円です(個人年金保険を含み、実際に保険料を払っている世帯が対象)。月にするとおよそ3万円です。
※出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査(2024年度)」(2026年10月30日確認)
保険は「入りすぎ」も「足りない」も困ります。次のような変化があったら見直しのタイミングです。
- 結婚・出産・子どもの独立
- 住宅の購入(団体信用生命保険に入った)
- 転職・独立で会社の保障が変わった
保険を解約してから新しい保険に入ろうとすると、健康状態によっては入れないことがあります。新しい保険の加入が決まってから、古い保険を解約するのが基本です。
子どもが生まれたときの考え方は子育て世帯の保険の見直し、相談先を探すなら保険・お金の無料相談サービス比較でまとめています。
サブスク:全部書き出して「使っているか」で判断
動画・音楽・アプリ・ネット通販の会員など、月額のサービスは少額でも数が増えがちです。
- カード明細とスマホのアプリストアの「サブスクリプション」画面で、全部を一覧にする
- この1か月で使ったかどうかで、残すか決める
- 無料体験のまま有料に切り替わっていないか確認する
- 年払いのほうが安いサービスは、続けるとわかっているものだけ年払いにする
電気・ガス・住まい
電気・ガス
電気やガスは、契約している会社や料金プランを確認してみましょう。使う時間帯や量によって合うプランが変わります。切り替えるときは、解約金や契約期間の条件を必ず確認します。
住まい
家賃は固定費の中でもいちばん大きくなりやすい費用です。すぐに引っ越すのは難しくても、更新のタイミングで条件を確認したり、次の住まいを決めるときの目安にしたりできます。住宅ローンがある人は、借りている金融機関に返済条件の相談ができる場合もあります。
車・会費・年払いのもの
毎月の明細に出てこない固定費も見落としがちです。
- 車:ローン、駐車場代、自動車保険、税金、車検。年に1回のものは月割りにすると、車にかかる本当の金額がわかります。乗る回数が少ないなら、カーシェアやレンタカーとくらべてみる方法もあります。
- 会費:ジム、習いごと、クレジットカードの年会費、通販の会員費など。年会費のかかるカードは、使っている特典と年会費をくらべます。
- 年払いのもの:保険、ソフト、サービスの更新。更新の月をメモしておくと、自動で更新される前に見直せます。
見直しのチェックリスト
| 費目 | チェックすること |
|---|---|
| 通信 | 使っているデータ量とプランが合っているか/不要なオプションはないか/家族の割引は今の契約に合っているか |
| 保険 | 保障の内容と金額は今の家族に合っているか/会社の保障や公的な制度と重なっていないか |
| サブスク | この1か月で使ったか/同じようなサービスが2つないか/無料体験から有料になっていないか |
| 電気・ガス | 料金プランは使い方に合っているか/解約金や契約期間の条件はどうか |
| 住まい | 更新の時期と条件/住宅ローンの返済条件 |
| 車・会費 | 年払いのものを月割りにしたらいくらか/使っている特典とくらべて高くないか |
医療費の負担が気になって保険を多めにしている場合は、公的な医療保険の高額療養費制度で自己負担に上限があることも知っておくと、必要な保障を考えやすくなります。
見直したお金の使い道
固定費を下げても、そのお金がなんとなく消えてしまってはもったいないです。浮いた金額を、給料日に自動で別の口座へ移す設定にしておきましょう。くわしくは先取り貯金のやり方で説明しています。
まずは急な出費に備えるお金(生活防衛資金)を貯め、そのあと長く置けるお金はNISAなどを考えるのが一般的な順番です。
よくある質問
固定費はどれから見直すのがいいですか?
保険はやめたほうが得ですか?
解約の手続きがわかりにくいときは?
固定費を下げたら、どのくらい貯金できますか?
見直しはどのくらいの頻度でやればいいですか?
まとめ
- 固定費は一度の手続きで効果が毎月続く
- 口座とカードの明細から全部書き出して、月割りの合計を出す
- 通信費・サブスク → 保険 → 電気ガス・住まいの順に見直す
- 保険は新しい保険が決まってから古い保険を解約する
- 浮いたお金は先取り貯金で自動的に分ける
出典・参考にした情報
- 総務省「携帯電話ポータルサイト」(乗り換え・SIMロック)
- 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査(2024年度)」
- いずれも2026年10月30日確認
【ご注意】一般的な説明です。保険や通信・電気などの契約の変更は、ご自身で契約内容と条件(解約金・保障の空白など)を確認したうえで判断してください。

